AWS ネットワーク構成図を描く
- 2019.09.25
- AWS
![AWS ネットワーク構成図を描く](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-14.27.57.png)
はじめに
AWSを勉強していくとよく見かけるのが、AWSのネットワーク構成図です。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-11.53.59-1024x835.png)
こんなようなやつです。
ある程度、AWSでネットワーク環境を構築していくには構成図が必要となってきます。ここではこのAWSの構成図を描くためのツールとその書き方のさわりの部分を説明します。
AWSシンプルアイコン
AWSのネットワーク構成図を描くのに使えるアイコンをAmazonが提供してくれています。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-21-09.53.50-1024x538.png)
https://aws.amazon.com/jp/architecture/icons/
PowerPointやSketch、Visioで使用できるツールキットや、EPS、png、SVGのアイコンセットをダウンロードすることができます。
PowerPointなどのアプリケーションを使うならこれらをダウンロードすれば良いでしょう。
ですが、ここではクラウド型の描画ツールを使用したいと思います。
これらのツールでAWSの構成図は作成できるようです。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-12.44.27-1024x571.png)
AWS シンプルアイコンのバージョン
この記事の最初に紹介した構成図は実は古い形式のアイコンで作成されています。公式ドキュメントから拾ってきたのですが、やっぱり公式ドキュメント自体追いついていないようです。
現時点では、リリース2019.07.29が最新のようです。
最初のアイコンとはだいぶ見た目が変わっています。
draw.ioで描き始める
draw.ioは、無料で描画でき、PDFやpng、jpeg、svgなどにもエクスポートできる便利なツールです。こちらを使って描き始めてみます。
次のリンクをクリックするとAWSのアイコンセットが使えます。
https://www.draw.io/?splash=0&libs=aws4
古いバージョンのアイコンセットも使うことができます。
左下の More shapes から変更します。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-12.53.47.png)
AWS17やAWS18が古いタイプのアイコンセットです。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-12.54.42.png)
簡単な構成図を描いてみる
AWS / Groups より AWS Cloud を選択し描画エリアに配置します。
配置後は適当な大きさに変えてください。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-12.56.12.png)
次に、同じ AWS / Groups の中にあるVPC、Public Subnetの順番に配置していきます。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-13.04.36.png)
Public subnetを選択し、[Enter]をして改行を入力後、IPアドレス範囲を入力します。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-14.08.59.png)
次にEC2 / Instance Types から Instanceを配置。配置後に直接 10.0.0.2 と IPアドレスを入力。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-14.12.08.png)
AWS / Network & Content Delivery より Internet Gateway を配置。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-14.13.16.png)
検索窓に Internet と入力して検索結果に出てきた Internet アイコンを配置。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-14.13.40.png)
先ほど配置したInternet Gatewayにマウスカーソルを合わせると上下左右に矢印が表示されるので、上矢印にカーソルを合わせて Internet アイコンまでドラッグします。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/名称未設定.png)
そうすると線で結ばれます。
これだけで、このような構成図が描けました。結構、簡単です。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/09/スクリーンショット-2019-09-25-14.27.57.png)
どんな感じのネットワーク構成図を描けば良いか
これはAWSのドキュメントを参考にするのが間違い無いでしょう。いくつかの構成図を参考にしてみます。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-21-10.01.52-1024x805.png)
これはVPCのドキュメントにあった構成図です。
AWS Cloudの中にVPC、Subnet、Region、Availability Zone を配置しています。その中にEC2インスタンスやRouter、Virtual private gateway などを配置して、VPN Connectionで Customer gateway と接続していることが分かります。こんな感じのが基本的な構成図になりそうです。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-21-10.09.09-929x1024.png)
これはVPCのセキュリティドキュメントのページに記載されている構成図です。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-21-10.11.56-1024x764.png)
Elemental MediaPackageのCDNの使用についてのページにある図です。
この辺りは先ほどまでの構成図とは違って各サービスのプロセスを表す図となっています。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-21-10.16.18-780x1024.png)
SAP BusinessObjects on AWSのページにある図ですが、これなんかは結構複雑ですね。
まずはこういった図を真似て作ってみるのが良さそうです。
実際に現場で使われている構成図
サンプルとして簡単に書きましたが、こんな感じでリソース名も構成図にいれてあげると親切です。
アーキテクチャが複雑になっていけば、構成図ももっと複雑になっていきますが、シンプルなものは本当にシンプルです。
![](https://waku.nagoya/wp-content/uploads/2021/01/image-1024x430.png)
あとは、PowerPointでAWSアイコンを使って書いた簡単な構成図もよく見かけます。あとは、私がいる職場ではCacooを使っていたりもします。
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